お米の派遣単発仕事で試食しない方から感じた風評被害

派遣の単発仕事で被災地のためになる仕事は進んで引き受ける

とある県の実施店舗で、派遣の販売員として「お米」を売っていた時の私のマネキン体験談です。

 

このお米、頑張っても気味悪がって買ってくれない方が必ず何人かいらっしゃいました。

 

販売していたお米は、福島産のものだったのです。

 

 

福島のお米

派遣単発仕事で感じた風評被害

派遣単発仕事で
感じた風評被害

福島第一原発による、放射線による風評被害が問題になっていた時のことです。

 

私はいつもお世話になっている派遣会社から、お米の試食販売の仕事を紹介してもらいました。

 

お米の試食販売は、それまでに何度か経験したことがあるのですが、問題は売るお米が福島産だったことです。

 

私が子供の頃には、世界中のどこかで毎日のように原爆実験が行われていました。

 

その事実を考えると、私が幼少期に食べてきたものと、福島で作られた物はどう違うのだろうと疑問に思うことがあります。

 

戦後すぐなんて、それこそ今の福島よりひどい状態だったのではないかと私は思うのです。

 

私たちの祖父や祖母は、そのころ作られた物を食べても健康を害することなどありませんでしたし、何が違うのだろうといのが、無学な私の率直な気持ちでした。

 

風評被害は身近なところにあった

それでも試食販売を私が初めてみると、福島産のお米というだけで試食すらしない方が何人もいらっしゃいました。

 

大部分の方は、福島産だと答えても抵抗なく試食を食べてくれたのですが、放射線量が基準値以下のお米だとお伝えしても口にしようとさえしない方もいらっしゃるのです。

 

私も試食販売をする前に食べましたが、その試食販売後、何年たってもその後遺症と思われる症状は出てきません。

 

販売の実施時間も終わりを迎えようとしたときに、1人の男性が足を止めてくれました。

 

お話をしてみると、福島に実家がある被災者の方だと分かりました。

 

先祖代々のお墓も土地もみんな流されてしまい、故郷には何もないと語る男性を見て、私は何も言えなくなってしまいました。

 

これからも被災地のためになる派遣仕事紹介があれば

東日本大震災の被害が他県に比べて、私の住む県は、被害がとても少なくてすんだ場所です。

 

物資不足や計画停電は経験しましたが、数ヶ月もしないうちに、ほとんど元の生活を送れるようになりました。

 

もちろん周囲に、酷い被害を受けた被災者の方はいません。

 

そんな方に、初めてお会いしたのです。

 

もしかしたらこの方は、私の売り場を通りかかった時に、福島のことを悪く言うお客様の言葉を聞いたかもしれません。

 

そんなことを考えると、とても胸が痛くなりました。

 

これからも、もし派遣の単発販売仕事で、被災地のためになるような仕事紹介があれば、進んで引き受けたいと考えています。

 

それも派遣の仕事をする意義の1つにしたいと思っている私です。

 

次ページより、派遣社員仲間の「ユミ」さんの記事になります。彼女は、証券会社の正社員から派遣に転職し仕事を続けています。

 

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